聞香堂のブログをご覧の皆さま、こんにちは!
新人スタッフのさわこです。
長らくお送りしてきました仕入れ旅2019シリーズもついに最終回です。
今回は、私さわこの台湾一人旅と最後の夜市の様子を、
ぎゅぎゅっと凝縮してお伝えいたします!
さて、数回前より続いております一人旅ですが、毎年帰国前日の日中は各自で
行先を決めて台湾烏龍茶にまつわるモノに触れに行きます。
そこで私はまず台湾の歴史に触れ、現地の茶藝館でお茶をしてみることにしました!
出発前に、スタッフよこと阜杭豆漿(Fu Hang Soy Milk)で台湾式朝食を。精が付きます。🌮
数十年ぶりの海外での単体行動…緊張します😣
カタコトの英語を駆使してタクシーに乗り込みやってきたのがこちら!
台湾元首が執務する場所。台湾総統府!(ツォントンフー)
東京駅をデザインした建築家のお弟子さんの設計で有名で、やはりどこか
馴染みのある感じがいたします。
赤レンガに檳榔の緑が映えてます!
内部の見学のために受付を探します。
日本と違いホンモノのライフルを持った警備員に若干ビビりつつ勇気を出して
聞いてみると、時間まで北門の前で待てとのこと。
しばらくすると日本語カンペキなボランティアの案内役の方々が出てきました。
少人数グループ毎の案内でしたが、平日の午前中にも関わらず沢山の見学者が。
常設展に加えて、期間毎に特別展示も行われています。
この時は丁度総統府の落成100年を迎える年で、庁舎を表す特別デザインの
壁紙やフォトコンテスト作品などで庁舎の歴史を振り返ることができました。
お土産コーナーには茶器と茶葉、茶畑のポストカードが売っていました。
やはり烏龍茶は台湾の代表的な産業に違いありません♪
日本と台湾の交流の歴史に思いを馳せつつ、次の目的地である
迪化街(ディーホアジェ)へバスで向かいます。
バス停がたくさんあってわかり難いので、間違えないように注意が必要です。
迪化街は台湾最古の問屋街だそうです。🛍
私のお目当てはこちらの茶藝館。
南街得意(South Street Delight Tea House)さん。
だったのですが、中々見つからずウロウロ…。
それもそのはず、こちらが入り口だったのです。
三進式と呼ばれる、一つの建物に数件独立した店舗が入っている内の一角の
更に二階にありました。
日本統治時代の1913年頃に建てられた建物をリノベーションして作られた
店内はレトロで落ち着いた雰囲気。それでいてとってもお洒落です。
こちらで頂けるお茶の種類は台湾茶、日本茶、ハーブティーなどあわせて18種類!
どれにしようか迷ってしまいますが、全ての茶葉の香りを
サンプルで確かめてから選ぶことができます!
味ではなく香りのテスターから選ぶなんて、香りのお茶といわれる台湾茶
ならではだなあと感動しました。✨
ちょっと聞いてみると、日本語ペラペラなイケメン店員さんのお好みは金萱茶。
やはり地元でも人気なようです。
学校で日本文化を学ばれているそうで、日本に興味を持って貰えていて
嬉しくなりました。
❇聞香堂では金萱茶『甘香』(もか)をお取り扱い中♪商品ページは⇒⇒コチラ
私はまろやかな焙煎の香りのする奇種烏龍(チージョンウーロン)を注文。
窓際の席で外や店内を眺めたりしてゆったりと待っていると…
とってもかわいらしくて素敵なお茶菓子セットが!
透明のティーポットに入っているので、綺麗な水色もよくわかります。
奇種烏龍は、文山包種茶に焙煎を加えたもので、同じ迪化街にある老舗茶商
有記名茶(WANG TEA)オリジナルのお茶だとか。
花のような香りがふわっとしたかと思うと、焙煎の深い香り。
濃すぎない香ばしさとサラッとした飲み心地が味わえました。おいしい♪
文山種は本来青々しさのある飲み口なので、焙煎によって甘みが出ているようです!
聞香堂では文山種の取り扱いがないので、ぜひ推したいと思いました。
ホテルに戻り他のメンバーと合流後、今回の旅最後の夜市、台北最大の
士林夜市(シーリンイエシー)へ向かいます!
台北一というだけあって、やはり広いです!
特に印象的だったのは雑貨エリア。ひたすら衣類やスマホ用品などのお店が
立ち並んでいました。
どこかで見たようなキャラクターも多数で、カメラNGの店舗もあるようなので、
注意です…。
台湾で過ごす最後の夜だけに、もう一度味わっておきたいものを注文するメンバーたち。
私は葱油餅(ツォンヨゥピン)を最後にもう一度食べたくて注文。
朝も食べた気がしますが、気にしない♪
縁日のような夜市の雰囲気を思い思いに満喫しました。
シリーズ開始当初は新人だった私もすっかり成長いたしました。
長きに渡りご愛読くださいました皆さま、ありがとうございました。
初にして約10日という長期間の滞在で、お茶や食べ物の美味しさ、人々の温かさ、
新旧入り混じる街並みや大自然に触れ、元々好感のあった台湾により一層魅力を感じました。
何より台湾烏龍茶に関わる茶師、生産者の皆さんと会い、過酷と言われる
生育環境に実際に訪れ、茶葉に対する真心を感じられたことは大きな経験になりました。
一日も早くまた台湾を訪れることができることを願いつつ、次回の仕入れを
楽しみにしたいと思います。
今回の旅で仕入れた聞香堂コダワリの茶葉は、2019年春茶として好評販売中です。
種類によっては品切れも出ておりますので、在庫がある内にぜひご賞味くださいませ♪
またのお越しを心よりお待ちしております。😊
今回登場した台湾に関する名称 ※地域などによって異なる場合があります
迪化街(ディーホアジェ/てきかがい/Dihua Street)
士林夜市(シーリンイエシー/しーりんよいち/Shilin Night Market)
起士馬鈴薯(チーシー マーリンシュー)
葱油餅(ツォンヨゥピン)
焼餅(シャオビン)
小籠包(シァオロンパオ)