天然の香りにこだわる高級台湾烏龍茶専門店「聞香堂(もんかどう)」のスタッフゆたかです。
とうとう2017年最後のSlowマルシェとなりました。
寒さも本格的になりホカホカの中華まんが美味しい季節になりました♪
お陰様で自慢のウーロン肉まんとビーガン肉まんも大変ご好評頂きました。
さて、聞香堂が挑戦したビーガン肉まんですが、ビーガン(Vegan)って何?
という方がまだまだ沢山いらっしゃる用語だと思います。
前回はオーガニックについて触れましたが、今回はビーガン(Vegan)という
考え方について、少し触れてみたいと思います。
【Vegan】というのは肉製品はもとより、動物由来の牛乳や卵、昆虫や蜂蜜
などを材料に使った食品まで口にしないため「完全菜食主義者」といわれたり
「ピュア・ベジタリアン」などと言われています。
【Vegan】の元になった考え方の「ベジタリアン」は野菜を食べるからきっと
野菜の<Vegetable>から来てるのかと思ってましたが実はそうじゃなくて、
ラテン語の<vegetus>(活気有る・生命力に満ち溢れた)ということばから
だそうで、ベジタリアン=【健全主義】と訳されることもあるそうです。
この考え方はサンスクリット語の「Ahimsa(アヒンサー)」から来ており、
暴力の忌避・思いやり・殺生の排除が最優先されるという事なのです。
「他の動物を虐待や搾取したものを摂取して身体を造ると、不健全になる」
つまり健康に悪いと考えられているから動物由来の物を食べないのです。
だから羊毛や蜂蜜を得るという事さえNGなのですね。
※≪ご参考≫羊毛に関するmulesing(ミュールシング)という動物愛護問題あり。
この考えを徹底したのが【Vegan】であり、衣食住全てにおいてできる限り
動物性の物を使わないようにしている人たちの事を指します。
近年人口が増えすぎてるので【Vigan】がいい!とよく言われる別の理由としては
「世界の食糧需給」に絶大な効果がある、という事です。
皆さんお肉大好きですよね?
僕もお肉大好きです♪
さて、そんなお肉を作るエサとして、人間も食べられる穀物がものすごい量で
消費されているって知ってました?
☆みんな大好きなお肉を作るのに必要な穀類。
※諸説ありますがネットですぐ見つかるソースから調べました。
・牛肉1kgを作るのに穀類が約10kg。
・豚肉1kgで6kg。
・鶏肉1kgで2kg。
先進国平均で食肉1kgあたり4kgぐらい必要だそうです。
※乳牛として飼育している場合、より多くの穀類を消費します。
※鶏卵用のニワトリも、栄養価の高い飼料がずっと必要です。
極端に言うと、みんなが【Vegan】になると、地球の食糧問題のほとんどが解決
できると言われています!
でもお肉が食べられないなんて嫌!
代替品なんだからどうせ美味しくないんでしょ?!
って声が聞こえてきそうです。
いやいやいや、実は食生活をVeganに変えても美味しいんだよ!
ってことを知っていただくために「ビーガン肉まん」にチャレンジしました。
聞香堂では皆さんに安心の材料で美味しく食べて頂きたいので、肉まんの皮は
国産有機小麦の強力粉と薄力粉を使用し、味付けに国産どんこシイタケと国産
昆布からお出汁をとり、ソイミートと呼ばれる国産大豆で作ったソボロ状の
お肉(大豆製)を使用しました。
お味の方はといいますと、これがまた笑っちゃうぐらい旨いんです!
お肉を使ってないと言われないと全く分からないぐらいの出来栄え。
見た目も分からないぐらいですよね?
さすがに聞香堂の肉まんは激しくウマいので、Veganのと比べると遜色ありますが
「Vegan肉まんみたいなお肉なら普通のお肉を食べなくても生きていけるわー。」
と普通に思いました。
ビーガンで長々と書きましたが、こんな考え方もあるんだなぁと参考まででした!
次回のSlowマルシェは来年1月は開催されないのでお休みです。
2月の参加は未定ですが、2月4日(日)11時からSlowマルシェ開催予定です!
Slowマルシェさんには自由に使える素敵なキッズスペースがありますので、
ぜひご家族で遊びにいらしてくださいね。
Slow マルシェ
Slowマルシェさんは毎月第一日曜日に自由が丘で開催されている市場です。
有機栽培の新鮮野菜やオーガニック料理、自然派製品からおしゃれ雑貨などの
販売や楽しいイベントが開催されています。
詳しくこちらから
- 開催場所:
- 152-0034
東京都目黒区緑が丘1-14-7 1F
スタジオLamomo 自由が丘
- アクセス:
- 東急東横線自由が丘駅より徒歩15分
東急大井町線緑ヶ丘駅より徒歩5分