聞香堂の特攻隊長ユタカです!
怖いとか危ないミッションは全部僕にお任せ♪ ということで、前回は濃霧の中、
狭い山道を左ハンドルのレンタカーで爆走しました。
今回も標高1000mの「仁愛郷」から3000m以上の武陵を超えるルートを
通ります。
今回の目標は大禹嶺と梨山の茶畑を確認しに行くというミッション。
さて、聞香堂の一行は無事に目的を果たせるんでしょうか?!
お腹が空いては戦ができぬということで、まずは朝ごはん。
お腹もいっぱいになったところでお宿をチェックアウト。
仁愛郷の温泉地が標高1300mと台湾イチ高いところにあるので、小一時間
車を走らせるだけですぐに標高2000mほどに到達します。
更に30分ほど走ってようやく武陵へ到着。
心配していた霧も今日はまだ大丈夫そう。
そこから更に進むこと30分ほど。
梨山(左)と大禹嶺(右)への分かれ道を大禹嶺(右)に向かって進みます。
指差してる方は梨山です。
右に行ってしばらくすると、大禹嶺の看板が有ったので記念撮影。
そこから少し走ったところに湧き水が流れている休憩場所を発見!
また少し行くと片道交互で渡るしか無い短い鉄橋が有ったので、はいポーズ♪
あちこち降りてるのでのんびりしてるように見えますが、実は写真を撮るため
だけなので車からサッと降りてサッと乗って次へ移動してます(;´Д`)
これが意外と大変なんですw
少し進むと大規模ながけ崩れの跡!
細かいがけ崩れの跡はいっぱいありましたが、ここまで大規模な崩落現場は
修復工事中のところ以外にほぼありませんでした。
手前の石は小さく見えるけど一つが1mくらいのサイズ!
自動車に落ちてきたら簡単に潰れるサイズ。。。怖っ
地質が細かい岩の集まりなので地震でとても崩れやすいし、修復してもすぐに
また崩れるの繰り返しで大禹嶺から花蓮県へのバスルートが廃線になったほど。
大禹嶺側はこれ以上探索ができないので諦めて梨山へ向かうことにしました。
そして30分後。。。
あれ?
あれれ?
せっかく梨山に向かって来たのにまた崩落現場やんけ~!!!
先頭まで歩いて見に行ってみるも。。。
到着時で僕らの前にもそこそこの数の車両が並んでたけども。。。
停車していると、どんどん後ろに車が列をなしていきます。
周囲になんにも無い山道なので、当然自販機もなければトイレもない。
そう、トイレがないんです。
でもこんなときに限って狙いすましたかのように行きたくなるじゃないですか。
しかし渋滞の列がずーっと後ろまでのびてるのでその辺でするわけにも行かず。。
えぇ。そうです。お察しの通り。
時間だけは十分に有るので、この際だから散歩も兼ねて山道を最後尾までずーっと
歩いてお花を摘んでまいりました♪
しばらくのんびり待っているとザワザワしてきたので、どうやらもうすぐ通れる
ようになるみたい!
進んでみたらとんでもない景色が!
崩落現場から梨山に向かって30分ほどすると。。
梨山と言われる由来の通り、茶畑と梨や桃などの果樹園が混在しているのを
多く目にするようになります。
こういう環境だから梨山茶は果物の香りをまとってるんだなぁと一人納得。
ただ、傾斜がきつかったり土が少ないためか、阿里山で見たようなキレイな
茶畑に出会うことはほぼありませんでした。
30分もしないうちに梨山国家風景区へ到着。
国家風景区とはいえ観光地の中心らしく栄えていてファミマとかもありました。
ちなみに時期じゃなかったのですが、梨山は楓(カエデ)の景観が美しいことでも
知られているそうで、街なかに見どころの案内看板がありました。
ネットで調べるとキレイな写真がたくさん出てくるので、お茶の仕入れ以外にも
また来てみたくなりました。
とはいえもう時間もあまりないので、急いで茶園さんへ畑や製茶の様子を見せて
もらいに交渉しに行きます。
手当たりしだいに特攻しますが中々上手くゆかず。
ちょうど皆さんの休憩時間だったのか、うまく交渉できず街から遠ざかります。
こんななか収穫した茶葉を日光萎凋していた茶師さんがいたので交渉して写真を
撮らせていただきました。
作業場の向こう側に斜面が見えます。
時間の関係で遠影だけ攝らせていただきましたが、どうやって茶園に降りるのか
周囲を見渡しましたが全く道がありませんでした(;´Д`)
いやぁー、伝わるか分からないですけど本当にすごいところで作ってるんですよ!
これで美味しいんだから値段も高くもなるなーとまた一人で納得したわけです。
お世話になった茶師さんにお礼とお別れを告げて、また崩落現場と3000m級の
山を超え、薄暗くなってきた山道を4時間ほどかけて台中へ戻りました。
帰りは霧とか出なかったのでだいぶスムーズに帰れました♪
なんとかミッションを達成したという事で、夜市で食べた美味しいものの画像を
置いときますね。
今回の経験からお伝えできることは、もし皆さんが梨山に行く計画を建てるなら、
ちっとも予定通りになんか行かないですので(笑)、グーグルマップなどで出る
所要時間を当てにせず、一泊多く余裕を見るぐらいの気持ちで計画することを
強くオススメ致します!
次回は日本人が一番良く知っている台湾烏龍茶の聖地「阿里山」へ向かいます!
お楽しみに~♪