台湾烏龍茶仕入れ旅2019 その5 ~高雄編(2) 絶品朝ご飯と世界に誇る美しい駅で高雄を満喫!~

台湾烏龍茶専門店、聞香堂のブログへようこそ!
新人スタッフのさわこです。

2019年茶の仕入れ旅の様子を、台湾グルメとともにお伝えするシリーズ。
今回は高雄編の第2回です。旅の5日目は更に2回に分けてお届け!
とびきりのローカル朝ご飯から、観光スポット、そして夜市まで、
南国の街高雄(カオシォン)を堪能します!

食前に、パイナップルとドラゴンフルーツでリフレッシュ。

何でも高雄には、地元の人にも観光客にも大人気の激ウマ朝ご飯があるらしい。
というのは、美味しいものアンテナがピカイチのよこさん。
そうと聞けば行くっきゃない!

というわけで、やってきたのはこちらのお店。
興隆居(Xinglongju)さん

創業は1954年という老舗の朝食店です。営業時間は早朝4時~11時まで。
湯包(タンバオ)という名の肉汁たっぷり蒸したてホカホカ肉まんが
とにかく評判とのこと!
野菜入りのオリジナル焼餅(シャオビン)もあり!
この日は平日。閉店1時間程前に着きましたが、お店の外まで列が続いていました。

左側で湯包注文、右側のセルフサービスに並びます。

外の棚にはパンが置かれています。
たくさんの種類の「餅」が。

お気づきのように、中国語ではよく小麦粉食品のことを「餅(ビン)」と言うようです。
パンや饅頭やクッキー、お菓子などで使われています。
ちなみに日本人が想像する白くて伸びるお餅は台湾では「麻糬(モアチー)」。
日本から入ったようでほぼそのままですね。

ほしいメニューを取ってトレーに乗せていきます。
中には売り切れている品も。ハムエッグやサラダも置いていました。
左上の「鍋貼(グオティエ)」は焼き餃子です。

豆漿(トウチャン=定番の豆乳飲料)も注文し会計後、席につきます。
こちらが噂の湯包!

サイズは小ぶりで、2、3こはいけちゃいそうでした。否、いっておくべきでした。
それ程また食べたくなる、忘れられない美味しさの湯包。
厚めのQQな皮に、肉感たっぷりの豚肉とシャキシャキキャベツ、
そこに肉汁がじゅわ~っと滴ります。
肉まん好き、あの汁がしみた皮が旨い!という私のような人間には堪りません。
なお通常肉まんは肉包(ロオパオ)と呼ばれます。名は体を表しています。

肉汁スープがこぼれます!

本日の朝食はこれだけではありません。
湯包とともに看板に描かれる焼餅。オリジナル焼餅は残念ながら売り切れでした。
何でも挟んでOKらしいのですが、定番の玉子と高菜がとっても合いそうでしたので
サンド!

具がしっかり敷き詰められています~♪

こちらも高菜の塩気とまろやか玉子焼きが焼きパンにすごくマッチして
美味!好呷(ホージャー)!
焼餅は日本ではなかなか見かけないので、帰国してからより一層あの味が恋しい
です・・・。
台湾へ行った際にはぜひ食べて頂きたいです!

豊さんのは油條(イウティアウ=揚げパン)入り。
お皿には水煎包(スェイジェンバオ)もありますね。

焼きパンで揚げパンを包む食べ方。
前回お伝えした、大腸で小腸を包む大腸包小腸(ダーツァンバオシャオツァン)など、
仲間の食材同士で包むのが台湾流みたいです。

蛋餅(ダンビン)や蘿蔔糕(ルオボーガオ)、
他にも美味しそうな朝食メニューがたくさんありました。

外食産業が盛んな台湾では朝食専門店まであり、日常的に利用されていて
文化的特徴に思いました。
自宅で食べる家庭的な朝ご飯も好きですが、一日の始まりに日光を浴びて
こんなに美味しい朝食を食べられたら、活力が得られそうですね。

聞香堂スタッフの間でも、今回の旅で1番と推す人が多数となりました。
次回から高雄に行く際には、定番の朝ご飯となりそうです♪

お店の外では肉まん達がフカフカに蒸されていました。

大満足の朝食を後に、市場へやってきました。
屋根つきの商店街のような長~い市場。

茶葉や豆、野菜などの乾物が多く特に存在感を放っていたのが・・・

キノコ!!
大量のキノコばかり撮影していました!(笑)

ドライフルーツを見つけ、試食させて貰うと、想像していたものと違いびっくり!

台湾のよく熟した果物のおいしさがぎゅっと凝縮されていて、砂糖不使用なのに
とっても甘いんです!これには一同感動。。
ドライフルーツなので、お土産にも最適です♪

また店先で何かを燃やしている光景も見かけました。

宗教的慣習で、紙幣を模した冥銭を焚いているそうです。
別の場所では卓を出しお供え物をしているお店も。
ここで暮らす人々の死生観が垣間見られるようで、興味深いです。

ローカルな雰囲気と高雄グルメを楽しみつつ、お次は観光スポットへ。
世界で最も美しい駅2位と名高い
美麗島站(メイリーダオヂャン/Formosa Boulevard Station)に来ました!

地上出口からして駅というよりも美術館のよう。日本人建築家による設計だそうです。
これが四方に配置されています。
エスカレーターを降りて構内の中心に行くと・・・
2本の柱と、「光之穹頂(グゥァンヂーチォンディン/The Dome of Light)」
と題されたステンドグラスのドームが天井に広がります。

イタリアのアーティストによる祈りを表現した、4500枚の繊細なガラスでできた
パブリックアート。
民主化運動があったというこの地で見られる作品として、深い意味が込められ
ているような気がします。

天井を覆うガラスアートは水、土、光、火と中央の柱は陰と陽を表します。
鳥や魚のモチーフも散りばめられていました。

かなり遅いお昼となりましたが、この日の昼食は四川鍋。
ランチタイム後の時間帯でもオープンしていた四川小灶(Sichuan Home Cooking)
さんにて。

赤と白のコントラストが映えます。

野菜、肉、海鮮、アヒルの血を固めた鴨血(ヤーシェ)が入り・・・

35℃を超える暑い地で、熱々の激辛四川鍋を頂きました。

日本で食べられるものと比べて格段に辛いというわけではなかったようです。
それでも慣れていない私には十分すぎる辛さでした!
野菜とキノコ類が白湯と絡んでおいしかったです♪
食後に「氷食べる?」とキンキンのかき氷を出してくれました。

ホテルに戻って一服し、再び夜市へ。
高雄の夜は次回へと続きます。
地元っこに愛される瑞豊夜市(ルイフォンイエシー)で起こったミラクルとは一体!?

お楽しみに♪

今回登場した台湾に関する名称 ※地域などによって異なる場合があります
高雄(カオシォン/たかお/Kaohsiung)
美麗島站(メイリーダオヂャン/びれいとうえき/Formosa Boulevard Station)
光之穹頂(グゥァンヂーチォンディン/光のドーム/The Dome of Light)
好呷(ホージャー=おいしい)
肉包(ロオパオ)
湯包(タンバオ)
焼餅(シャオビン)
鍋貼(グオティエ)
豆漿(トウチャン)
油條(イウティアウ)
蘿蔔糕(ルオボーガオ)
蛋餅(ダンビン)
鴨血(ヤーシェ)
麻糬(モアチー)

台湾烏龍茶仕入れ旅2019 その4 ~高雄編(1) 南台湾最大の都市、高雄へ~

烏龍茶仕入れの旅2018 その8 ~嘉義後編!そして台北・鶯歌へ~

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