烏龍茶仕入れの旅2018 その3 新しい茶葉を求めて「南投のお茶問屋さん」へ

聞香堂スタッフのユタカです!

タイトルの通り、この回は台湾の真ん中、南投県のお茶問屋さんを訪ねます。

昨年は長距離バスで台中から南投のバスターミナルまで行って、お茶問屋さんの
二代目に迎えに来てもらいましたが、今年は自分たちの車で移動してみよう!
という事で、最寄りの台鉄「新烏日駅(シンウーリーえき)」でレンタカーを
借りることにしました!

今回借りるレンタカーの「Budget」があるはずの場所まできて周囲を探すこと、
かれこれもう30分ぐらい。。。

駅の外にも中にも、どこを見てもBudgetレンタカーは見つからない。。。

もうわからん!と、近くにあった他のレンタカー屋さんのブースに特攻!

特攻ユタカ「スミマセン、Budgetッテ、ドコデスカ?(英語)」
窓口の男性「その会社ならここで受け付けていますよ?(英語)」
聞香堂一同「えー!!ここなの?!」「看板ぐらいだしてよー!」「マジかー!」

と、朝から散々探し回った徒労感に、苦笑するしかない一同でした。

まさか商売敵のブースで間借りしているとは思いもしないですよね(笑)

借りたのはTOYOTAのRAV4の左ハンドル仕様。
なかなかカックイイじゃないですか!

運転する予定は僕と店主のアンドリュー。
僕は海外での運転は初めてだったので、来台する2か月以上前から免許も準備を
してきました。

ちなみにですが、台湾は国際免許証が通用しないんですって!
準備し始めるまで知らなかったんですがみなさん知ってました?
その代わりに、日本のJAFで中国語に翻訳した免許を発行(約4000円)して
日本の免許と共に所持する事で、台湾で運転することが出来ます。

さて、慣れない右側通行左ハンドルですが、新烏日駅からナビに従い1時間ほど。
トラブルもなくお昼前ごろに南投の山の上のお茶問屋さんへ到着( ´Д`)=3 フゥ

到着予定時間を伝えていたので、すでに試飲の用意が始まっていました。
ここから試飲の耐久レースがスタートです!

今回は聞香堂のラインナップに変化を持たせるために、発酵と焙煎の深さが
異なるものを飲み比べることにしました。

まずは問屋さんのある近くの山で採れた清茶(ちんちゃ)でのどを潤します。

焙煎も軽くてよい香り。

次は四季春茶。
聞香堂の花香の仲間にあたる茶葉です。

二分焙煎で少し香ばしく、中発酵なのでほんの少し渋みばしってきます。

昨年買ったものは軽発酵、軽焙煎(清茶=ちんちゃ)で甘い香りが他より強く、
タンニンが少ないので後味もスッキリです。
すっきりと花の香りを楽しむにはやはり去年買ったもので間違いないと改めて
感じました♪

写真が無いのですが、例年買っている金萱茶より発酵度合いの高い両分発酵
(二分発酵)で二分焙煎。
ほうじ茶のイメージに近づいていくと思って頂くと分かりやすいかもしれません。

三分発酵の阿里山茶。
これはこれで味わい深いんですが、渋みの強さが玄人好み過ぎるんじゃないか?
ってことで今回は見送り。

今回も少しだけ手に入った大禹嶺(Dayulin)。
数年前の台湾政府による大伐採(違法栽培業者の摘発)により、良くも悪くも
さらに高級に希少になって本当に手に入らなくなった大禹嶺茶。
聞香堂では「爽香(sayaka)」として販売しています。

やっぱり味も香りも奥行きが違うんです。
本当に何度でも何煎でも楽しめるのは笑っちゃうぐらいw
むしろこれだけ何度も飲めるなら安すぎるんじゃないか?と思えるほど。

ここよりもちょっと南の方、杉林溪(さんりんしー)産の金萱茶。
この産地も阿里山と似た気候で台湾烏龍茶の有名な産地です。
聞香堂で甘香として売っている金萱茶とはちょっと趣が違うけど、これはこれで
美味しい!

最後に王道の凍頂烏龍茶(ドンティンウーロンちゃ)。
元々この南投県原産で台湾政府が国策で一大ブランドにしたこともあり日本人でも
台湾烏龍茶といえば凍頂烏龍茶を思い浮かべる人が多いと言われるお茶。

日本人の好きな緑茶のようなほんのりとした甘みにほんの少しの渋みと軽い焙煎香、
飽きの来ないスタンダードな台湾烏龍茶として売り出されたのが頷けるお茶です。
美味しいんですが、今回も聞香堂は凍頂烏龍茶を買いませんでした。

日本で、もっと台湾烏龍茶の魅力、その香りの可能性を知ってもらいたい!
そう思うと、他のどこの台湾烏龍茶屋さんでも扱っていて、親しみやすいし緑茶に
近しい凍頂烏龍茶は、今の聞香堂のラインナップに入れる必要はないだろうという
ことになりました。

香りが強ければいいというものでは無いですが、味と香りのバランスが凄く良い
凍頂烏龍茶に出会ったら、聞香堂で扱う日も来るかも知れないです♪

長かった試飲もようやく終わりました。
今回は焙煎は大きく変えずに、銘柄によって前年と発酵度を変えて仕入れてみました。

この後は老板娘と二代目が食事に招いてくれています。
短時間だけど周辺を散歩したのでスナップを何枚かご紹介。

お茶問屋のある商店街から参道の出店の様子。

台湾道教の聖地、松柏受天宮で参拝。

帰り道の途中でお猿さんが居ました。何かを取っているようです。
(アロハシャツを着ている方ではありません)

老板娘たちとの食事を楽しんで、慣れない右車線左ハンドルで何とか無事に台中の
レパーカーホテルへ戻りました。
写真からも分かるようにドライバーの僕はお酒は一滴も飲んでおりません!(笑)

次回は高度3000m級の山中を濃霧に突っ込む決死のドライブです!
お茶の2大聖地、梨山と大禹嶺のふもとにある「仁愛郷(じんあいきょう)」を目指します。

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4月の太陽のマルシェに出店しました!

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