聞香堂の台湾烏龍茶仕入れ旅行記7 台中の水産漁港

このブログは台湾に仕入れに行った聞香堂の面々の体験をまとめた旅行記です。

聞香堂スタッフのユタカです!
前回までは南投県のお茶問屋さんへの仕入れの様子をお伝えしました。

今回は台湾の食の最先端、台中を支える台所「梧棲漁港(うーちーぎょこう)」へ
向かいました。

梧棲漁港は台中市内(逢甲)から西へ車で45分~1時間ほど西に行ったところに
ある漁港に面した生鮮市場で、海外からも観光客が多く訪れるスポットです。

日曜日だったこともあり、駐車場に面した入り口はすでに結構な人出でした。

移動には昨晩もお世話になった、お茶問屋のご親戚のタクシーのおじさんが
来てくれて、一日中案内してくれました。

赤い帽子の方がタクシーのおじさん。

入り口付近にはオモチャやさんや屋台も出ていました。
家族連れが多く来るんでしょうね♪

市場の中に入るといきなりすごい量の何かの山が続きます。

「螺(るぉ)」と呼ばれる巻貝の山です!!
20m以上もずーっと同じような螺の山と売り子が並んでいます。

撮影しただけなので、どうやって食べるのかは分からないんですが、買ってる
人を見ると、ポップコーンの入れ物みたいな大きな器に山盛り!で受け取って
いました。

大辛・中辛・無辛とか書いてあるんでおつまみ的な感じかな?
これだけ大量に売ってるってことはよっぽどの人気があるんでしょうね!

お次は小魚の山。

この辺は日本人にもなじみのある小魚の干物や釜揚げが何十種類も並びます。

途中で台湾名物のカラスミを見つけました。
中くらいの真空パック150gがデパートで1000元(4000円)程度のものが550元
(約2200円)くらい。
うーん…物は良さそうだけど観光客が多いので市場の割には高いかなー?
と思ったのでここは特攻隊長のユタカが価格交渉開始!

お互い言葉が分からないんで雰囲気とボディーランゲージで交渉する事約5分。
売り子のオジサンが根負けして3つで1000元(約4,000円)まで安くしてくれた!

やったー!と喜んだのもつかの間。
途中から見かねたお店の女将さんが店の奥から出てきて参戦!

あれよあれよと、グイグイ押され。。。

結果3つで1200元(4,800円)まで押し戻されました(笑)
それでもデパートで買えば3000元(12,000円)程度はするのでお得でした♪

台湾のおかみさんはやっぱり強いですね~(≧▽≦)
みなさんが訪れた際には、交渉は男性とした方がお得かもしれませんね♪

さて、お次は生鮮エリア。
ここに来ると市場の繁盛ぶりが伺えます。
人が多すぎて危うく迷子になるところでした。。。(;´・ω・)

日本だとあまり食卓に上らなそうなお魚さんも多く、太刀魚みたいな長いの
が居たり、カラフルな南国ならではなお魚も数多く見かけました。

黄色いの美味しいのかな?

でっかいカニの脚!!!

こんな美味しそうなのばかり見てたらお腹がなりますよね?

これ食べられないの?って聞いたら、ここじゃ食べられないよ!って笑われて
しまいました。(;^_^A

で、よくよく聞いたらちゃんと別棟に食堂が有るらしいじゃないですかw
という事で市場の食堂へGO!

中に入ると、4人すわるには少し小さいステンレスのテーブルが所せましと置かれ、
ほぼ満席ですごく活気に溢れていました。

到着するや否や、隣のテーブルで食べてた美味しそうなのを迷わず「隣のアレ
くださいっ!」って頼んだカニと青菜の炒め物♪

お次は台湾名物の牡蠣のオムレツ「蚵仔煎(オアチェン)」。

よく見るとお皿に日本語が。

牡蠣がプリプリしててジューシーですっごい美味しいんです!

台湾青菜の「A菜」と小魚の炒め物。

日本ではなじみがないですが、A菜はエグ味もなくシャキシャキとしています。
中国名では「油麦菜」とも言われ、字のごとくどこか麦のように香ばしくて、
レタスの仲間なのに加熱しても萎えないので、炒め物に最適なんだそうです。

A菜の炒め物はニンニクも良く効いててビールともよく合います。
台湾にいる間、美味しくてよく食べました♪

色々頼んだのでテーブルはこんな感じ。

手前に写ってるアサリのスープがシンプルでスッキリしてるのに、凄くコクが
あってあっという間になくなりました♪

エビや牡蠣が新鮮プリプリジューシーで「これヤバいw美味ヤバい」の連続!

お腹もいっぱいになってきたので、腹ごなしに海を見に行こう!
ということで漁港を見に行くことに。

風も波も穏やかでした♪

同じ名前の船がいっぱい。

日曜日の午後だったので、漁に行っている船は少なかったようです。

そのまま戻って場外売り場を見てみると、エビ団子だとか台湾風おでんの具の
屋台が軒に並んでたんですが、正直、海産物はもうかなりお腹いっぱいw
そしたら、夜市によく見るような屋台もあるじゃないですか!

何の流れか、みんなで苦手なものにチャレンジすることになり「えー!」っと
気の乗らなかったスエさんを巻き込み、僕は「臭豆腐(チョートーフ)」。
スエさんとアンドリューは「豬血糕(ディーフェークエー)」(豚の血をモチ米と
蒸したモチ状のもの)にチャレンジ…

臭くてカメラを見る余裕がないw

死んだ目で豬血糕を食べるスエさんw

同じく指さしちゃうくらい目が怖いアンドリューw

豬血糕はその周りに、きな粉より少し粗めのピーナッツの粉末とパクチーが
たっぷりとまぶしてありました。

パクチーが苦手な僕はこっちも食べなきゃダメじゃね?!ってことになり、
臭豆腐と両方食べることになったのでした( ;∀;)ウワーン

豬血糕(ディーフェークエー)は生とも加熱したレバーとも違う、モチモチとした、
生臭さがあるわけでもないので、言われないと豚の血を使ったとかは分からない
少し甘めな味付けの食べ物でした。

にしても、好きな人には良いんだろうけどパクチーが多すぎる…

臭豆腐にしろ豬血糕にしろ、本当に台湾の人はチャレンジャーだ!(笑)

色んな意味で台中の食への熱量を感じることが出来る市場への訪問でした!

次回は阿里山のふもとの街「嘉義(ジャーイー)」を目指します。

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聞香堂の台湾烏龍茶仕入れ旅行記8 嘉義(ジャーイー)

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